カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」

カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」

711月

Buon giorno!

今回はシチリア2番目の都市のカターニアから車で約30分、

カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」という町についてです。

カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」

この町は漁師町として有名で、港には漁船がたくさん並び、

港の前には海鮮料理の店が並びます。

溶岩で埋め尽くされた海岸沿い。さすがエトナの麓の町。

カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」

Mythos Barでは、おいしいシチリアかき氷「グラニータ」が食べれます。

カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」

海岸線沿いで見どころなのが、この海から突き出た巨大な溶岩の岩。

これには伝説があり…

ホメロスの文学作品『オデュッセイア』の主人公、

オデュッセウスがギリシャに戻る旅の途中、

一つ目の巨人ポリュペモスに洞窟に閉じ込められてしまいます。

ポリュペモスは、シチリアのエトナ火山の中で働き、ゼウスの稲妻を作ったとされています。

ポリュペモスは人食いで、次々に部下をポリュペモスに食い殺されてしまったオデュッセウスは、

ポリュペモスにワインを飲ませ、酔っ払って寝た所を襲い、

一つ目を潰してしまいます。ポリュペモスは苦痛で叫んで仲間が来ますが、

誰にやられたかわからないため、仲間達はどうすることもできずに

帰ってしまいます。次の日、彼の羊を外に出す際に、目をつぶした犯人も

一緒に外に出さないように羊の背中を触り、まぎれてないか確認します。

カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」

※インターネットより引用(ヤーコブ・ヨルダーンス作)

しかし、オデュッセウスや部下達は羊のお腹の下に隠れて逃げ出します。

港までたどり着き、島を脱出する所でオデュッセウスは興奮して、

目をつぶしたのは自分だと叫びます。怒ったポリュペモスは、

岩を海に投げてオデュッセウスの船に攻撃します。

カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」

※インターネットより引用(アルノルト・ベックリン作)

そうやって投げられた岩がアチ・トレッツァに残っている巨大な岩ということです。

カターニア近郊の町、「アチ・トレッツァ」

この場面は、ピアッツァ・アルメリーナのカザーレの別荘跡にも

描かれています。

ぜひ海鮮料理を楽しみに、また、伝説の大きな火山岩を見に

アチ・トレッツァを訪れてみてください♪

Siciliawayでは、シチリア島内の専用車・ツアー手配を行っております。

効率的で快適な専用車でシチリアを旅行しませんか。

お気軽にお問い合わせください。お問い合わせはコチラから。

二つのランキングに参加中!気に入ったらポチッと(o’▽’)σしてやって下さいな☆

人気ブログランキングへ

↓ブログ村のイタリア情報↓

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

にほんブログ村

ありがとうございます♪

Share Post

About Author

コメントを残す