観光の際には必見!タオルミーナ観光スポット情報
古代(ギリシャ)劇場(Teatro Antico di Taormina)
タオルミーナの一番の見所、ギリシャ劇場。
現在でも、コンサートやオペラの行われる場所として有名です。
シチリア島にあるギリシャ劇場の中では、シラクーサのギリシア劇場に次いで二番目に大きい。
大きさでは二番目ですが、周りに広がる壮大なパノラマと景観の素晴らしさにお いては負けないと言われています。
1800年代の後半に、タオルミーナを訪れたドイツの有名作家ゲーテは、“この劇場から見える景色は世界一の美しさだ”と語った程。
紀元前3世紀頃ににギリシャ人によって建設されました。当時は、ここでギリシャ悲劇が上演されていました。
そこはただ単に劇を楽しむ場所ではなく、教育の場でもあり、人生観や宗教観、善悪についてを人々に学ばせる場所でした。
その後、古代ローマ時代を経てローマ人によって闘技場に改築されています。
ですので、現在見られる劇場は2世紀にされたものです。
施設情報
開館時間:11月、12月、1月、2月1日〜15日:09:00~16:00
2月16日〜2月28日:09:00~16:30
3月1日〜3月15日, 10月16日〜10月31日:09:00~17:00
3月16日〜3月31日, 10月1日〜10月15日:09:00~17:30
4月1日, 9月1日〜9月15日:09:00~18:30
5月, 6月,7月,8月:09:00~19:00
料金:10.00ユーロ(2020年4月現在情報)※18~25歳は5ユーロ(パスポートの提示の必要あり)
休館日:年中無休
コルヴァイヤ宮殿(Palazzo Corvaja)
タオルミーナで最も古い貴族の名前からとって付けられた宮殿は、1945年までは正にコルヴァイア家の持ち物でした。
この宮殿の最も注目するべきところは、ギリシャ・ローマ時代の建物が アラブ、ノルマン、ゴートなど他民族の占領の影響を受けた為、時代の異なる様々な様式が混ざっているというところです。
1400年代初期には、宮殿の右棟にてシチリア議会が行われました。
現在は、右棟の一階に観光用インフォメー ションオフィスが置かれ、二階にはシチリア民族博物館が入れられています。
インフォメーションの中には、シチリア伝統劇に実際に使用されるマリオネット人形や、シチリア伝統荷車が飾られているので、特に用事がなくても覗いてみる価値アリです。
アレッサンドリアの聖カテリーナ教会(Chiesa di S.Caterina d’Alessandria)
見た目は普通の教会ですが、実はこの教会には秘密があります。
なんと、ギリシア時代にギリシア神殿が建てられており、
ローマ時代にはその上にオデオンが建設されました。
そして、更にその上に現在のこの教会が建てられたと言う訳です。
教会内部には、その2つの異なる時代の遺跡がいまだに残されています。
施設情報
開館時間:09:00~20:00
※ミサの最中は、見学は不可です。
オデオン(Odeon)
聖カテリーナ教会の裏手にあるローマ時代の音楽堂オデオン。
ここは、はるか昔ギリシア時代の神殿の上にローマ時代(紀元前3~4世紀頃と言われている)に建てられたものです。
それでも、長年土の中に埋もれており、1800年代後期まで一般市民の私有地となっていました。
ある時、建物の建設に向けて工事が計画されて、土地を掘り返したところ、偶然これらの遺跡が発見されたという訳。
当時は、屋根がついている屋内式のものであったと言われています。
現在も、オデオン建設前に存在したギリシア神殿の柱などが見られます。
同じ敷地内にギリシア時代、ローマ時代、シチリアバロック建設の3つの様式が混ざっているという訳です。
施設情報
開館時間:09:00〜夕暮れ時まで
4月9日広場(Piazza 9 Aprile)
ウンベルト通りの中間地点に位置する美しい広場。
広場からは、タオルミーナの美しい海とジャルディーニ湾が見渡せる絶景スポット。
広場には、現在は市民図書館になっている聖アゴスティーノ教会と、ピンク色の概観が可愛らしい聖ジュゼッペ教会があります。
こちらの聖アゴスティーノでは、展覧会などが行われていることがあります。
4月9日広場と呼ばれる様になる以前は、『聖アゴスティーノ広場』と呼ばれていました。
4月9日広場という名前の由来は、1860年の4月9日イタリア統一戦争中聖堂でミサが行われている間、
ガリバルディがシチリア王国をスペインのブルボン家から解放させる為にマルサーラに上陸しようとしているという噂が広まりました。
喜びに沸いた市民達は大興奮したものですが、実際にその噂は嘘でガリバルディがシチリアに上陸したのは一ヵ月後でした。
しかし、タオルミーナ市民はミサの途中に沸き起こった歓喜を忘れず、この広場を解放の記念として4月9日広場と名前を改めたのです。
この美しい広場で、観光の一休みにグラニータを食べたり、お茶をしてみるのも良いでしょう。
タオルミーナの憩いの広場で素晴らしい景色を眺めながら、至福の時を過ごしましょう。
ドゥオーモ(Duomo)
要塞の様な造りが特徴のタオルミーナの大聖堂。
13世紀に建設されたと言われています。
15世紀から16世紀の間に、繰り返し改装が施されています。
内部には、昔ギリシャ劇場内を装飾していた柱が置かれています。
大聖堂の前には、タオルミーナのシンボルが頂点に飾られているバロック様式の噴水があります。
この広場は映画「グランブルー」の撮影スポットでもあります。
施設情報
開館時間:08:00~20:00
※ミサの最中は、見学は不可です。
市民庭園(Giordino Pubblico)
タオルミーナの街中、中心の雑踏から少し離れた位置に位置する美しい庭園。
この庭園は、20世紀の初期に、イギリスの貴族出身の女性、フローレンス・トレベリャンによって建設されました。
彼女は、タオルミーナを心から愛しており、その愛する町に自国の庭園を建てたいと、イギリス式にならった庭園を建てました。
庭園内には、変わった造りの鳥小屋風の建物がいくつも見られます。
これは、植物に加えて、鳥が大好きだっ彼女が鳥をより良く観察するために建てたものです。
地中海系の植物が溢れるこの庭園は、観光に疲れた時に一休みするのに最適です。
現在は、市の持ち物となっており、手入れは常に丁寧に行き届いています。
第一次、第二次世界大戦の記念碑もあります。
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