Buonagiorno! SiciliaWayの浅田です。
今日、5月23日はシチリア・イタリアにとって、とても重要な日となっています。
24年前のこの日、Strage di Capaci(カパーチの虐殺)という事件が起きました。
当時マフィア撲滅のために尽力を注いでいた、パレルモ出身の裁判官
ジョバンニ・ファルコーネ(Giovanni Falcone)が、
高速道路カパーチ・ジャンクション付近(パレルモから数キロの地点)の
車道の下に仕掛けられた5トンの爆弾の爆破により、殺害されました。
この時護衛についていた警察官3名と、彼の妻も共に犠牲となり、負傷者も多数出ています。
このわずか2ヶ月後には、ファルコーネの同僚かつ親友、同士で同じくマフィア撲滅に尽力を注いでいた裁判官の
パオロ・ボルセリーノ(Paolo Borsellino)が、母親の自宅に母親を迎えに行った際に、
付近の路上に止められた車に仕掛けられた爆弾により、殺害されています。
護衛の警察官も死亡、負傷者も多数でています。
この事件は、アメリオ通りの虐殺(Strage di via D´Amelio)と言われています。
この時、護衛には女性も一名いたそうです。
この2つの事件により、反マフィア運動が一気に加速し、
マフィアに対する厳しい法律の可決に至りました。そのためこの5月23日は、
イタリア人にとって重要な日となっており、今でも各地で毎年
反マフィア運動に関するイベントが行われています。
パレルモでも大規模な集会が行われます。
よく、観光に来られる方に、シチリアはマフィアがいるということで大丈夫ですか?
と質問を受けます。マフィアは未だ存在します。
しかし、このマフィアに対する厳しい法律により、
マフィアも表立って行動はできないため、私達一般市民・観光客がマフィアに接する機会は基本的にありません。
これも、この2人の功績の上に成り立っていることなのです。
※上の写真は、ジョバンニ・ファルコーネ判事とパオロ・ボルセリーノ裁判官。ネット上より
彼ら二人の名前は、パレルモの空港の名前にもなっています。
まさにマフィア撲滅に生涯を捧げたシチリアの英雄の二人です。
SiciliaWayでは、プライベートなシチリア島の旅のコーディネートを行っております。
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こんばんは!buonasera 浅田です。
前回に引き続き、世界遺産の町シラクーサPart2!
前回は新市街だったので(コチラ)、今回は旧市街のオルティージャ島(Isola di Ortigia)をご紹介します。
ここには多くの観光スポット・おいしいレストランやパブ、ホテルなどが集中しています。
まずは、オルティージャ島に入ってすぐにあるアポロ神殿(Tempio di Apollo)。
現在は一部しか残っていませんが、紀元前7世紀に建設されたということは・・・・
2600年以上は経っている・・・?そう考えるとすごいですよね。
シチリアに現存するドリス式の神殿の中でも最古のものとされています。
そして、メイン通りをお店を見ながらブラブラ進むと、アルキメデス広場(Piazza Archimede)
に着きます。アルキメデスは、実はシラクーサ出身です!彼は世界的に有名な数学者ですよね。
彼は、愛国シラクーサを守ろうとその頭脳を生かして数々の兵器を開発しました。
そんな彼を称え、彼の名前のこの広場につけて大切にしているそうです。
そして、この広場の中心にある美しい噴水アルテミスの噴水(Fontana di Artemide)。
噴水の中央に立つのが、ギリシャ神話に出てくるニンフであるアルテミス女神。
彼女に仕えていた妖精アレトゥーザは、川の神であるアルフィオスに目を付けられますが、
純潔を守りたい妖精の願いを聞き入れた女神が、この妖精を泉に変えた場面を現しているのだとか。
さて、そこからまた進むとメインのドゥオーモ広場(Piazza del Duomo)にたどり着きます。
とても美しいバロック様式の広場で、「ニューシネマパラダイス」の監督でもあるジュゼッペ・トルナトーレ監督、イタリア男性の永遠の憧れ、モニカ・ベルッチ主演の映画「マレーナ(Malena)」では、この広場は度々登場します。
市役所など重要な建築物もこの広場に面しています。また、たくさんのバールもあるので、
重要な建築物を見ながらゆっくりと時間を過ごすことができます。
この広場のメインの建物のドゥオーモ(Duomo)。
紀元前5世紀に建設され、その後改装されて今に至ります。
正面が見事なバロック様式になっており、上部中心には聖マリア像が掲げられ、
右手にはこの町の守護聖女、聖ルチア像を見ることができます。
ドゥオーモを正面に見た時に、右手にある教会が、
この町の守護聖女ルチアを祀ってあるルチア教会(Chiesa di S. Lucia alla Badia)。
この教会の中には、なんとあの有名画家カラバッジョの絵があります。その絵とは、聖ルチアの埋葬。
聖ルチアは、目の病に関わる守護聖人として有名です。
シラクーサ出身の貴族の娘であった彼女ですが、その瞳の美しさからしつこく求婚を迫る男性に、
自分の眼をくり貫いて届けたという伝説があります。結局、キリスト教徒への迫害を受けた末、
剣を喉に突き刺されて亡くなってしまいます。このエピソードから、聖ルチアのシンボルは
目と剣とされています。この教会の入り口には、短剣が彼女のシンボルとして掲げられています。
また、ドゥオーモ内の聖ルチア祭壇には、目と剣の合わさった紋章が捧げられています。
さらに岬の先の方に進むと、アレトゥーサの泉(Fonte di Aretusa)があります。
これは先ほど噴水で紹介した、泉に変えられた妖精アレトゥーサが、地中海の底を通って
オルティージャ島の現在の場所に湧き出たという伝説の場所で、
現在はたくさんのパピルス草が生えており、鳥などが休憩しています。
この泉の周りにはバールやレストランなどがたくさんあり、
海を眺めながら、ゆったりと過ごせる場所になっています。
最後に、オルティージャ島の入り口付近にあるレストランRistorante Darsenaの
ウニ(ricchi di mare)のパスタ
とカラスミ(bottarga)のパスタの写真を…おいしかったー!!
ぜひ、実際に見てシラクーサの魅力に触れてみてください。
Ristorante Darsena詳細
住所: Riva Giuseppe Garibaldi 6, Siracusa
Tel: (+39) 0931 66104
お店のHP: http://www.ristorantedarsena.it/index.php/it/
営業時間: 12:00-15:00 19:00-23:00 (月曜日休業)
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