Buon giorno!!

今回は、2015年にアラブ・ノルマン様式建造物の1つとして世界遺産に登録された

マルトラーナ教会(正式名称:Santa Maria dell’Ammiraglio)をご紹介します。

パレルモ世界遺産マルトラーナ教会

この教会が建てられたのは、1143年。

シチリア王国初代国王ルッジェーロ二世を支えた重臣の一人で、

権力が強かった海軍提督ジョルジョ・ダンティオキアが設立しました。

聖母マリアに捧げられた教会です。

パレルモ世界遺産マルトラーナ教会

中に入ると中央に鮮やかな瑠璃色の聖龕と呼ばれるものが置かれ、

その上に「聖母被昇天」の絵が飾られています。

その上方はフレスコ画で埋め尽くされています。

パレルモ世界遺産マルトラーナ教会

クーポラの中は金モザイク!「祝福するキリストと4人の大天使」、全知全能の神キリスト、

その周りを大天使達、預言者、聖人などが取り囲む構図になっています。きれい~!!

金モザイクは、シチリア最古のビザンチン様式です。

パレルモの世界遺産マルトラーナ教会「Santa Maria dell’Ammiraglio」

また、床にも幾何学模様のモザイクが。

パレルモの世界遺産マルトラーナ教会「Santa Maria dell’Ammiraglio」

パレルモの世界遺産マルトラーナ教会「Santa Maria dell’Ammiraglio」

そして、後ろを振り返ると、上部に細工の細かい装飾が。

パレルモ世界遺産マルトラーナ教会

さらに、入り口付近にある金モザイク画。

右側には、「イエスによって戴冠するルッジェーロ2世」が飾られています。

ルッジェーロ2世がローマ法王を通さず、キリストから直接戴冠されている場面が描かれており、

当時のシチリア王国の強大さを示しています。

パレルモの世界遺産マルトラーナ教会「Santa Maria dell’Ammiraglio」

左側には、ちょっと変わった絵が?亀…おじいさん?

これは、「聖母マリアのもとのジョルジョ・ダンティオキア」といい、

この教会を建設した海軍提督ジョルジョが、亀のような姿勢で、

聖母マリアの足元にひざまずく姿を描いたもので、亀は忠誠心の象徴とされています。

そのため、この提督の忠誠心の高さを表しているといわれています。おもしろいですよね!

この他にも、世界遺産に登録されたアラブ・ノルマン様式建造物があります。

徐々に紹介していきます。

パレルモ世界遺産マルトラーナ教会詳細情報

住所: Piazza Bellini 3, Palermo

Tel: (+39) 345 828 8231

訪問可能時間: 09:45-13:00 15:30-17:30 (月曜日から土曜日) 09:00-10:30 11:45-13:00 (日曜・祝日)

入場料: 2ユーロ(2020年5月情報更新)

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