すっかり秋模様のシチリアです。
今週末にかけて天気も崩れるんだそうで・・・。
さて、先日知り合いのガイドさんと共に、セジェスタの考古学地区を訪れました。
セジェスタはパレルモの南西約70㎞に位置し、考古学公園は高速道路を出たすぐの場所にあります。
考古学公園内は、神殿のある場所と劇場や住居跡の遺跡群が集まる二箇所に分かれています。
ますは、チケットを購入した後に、神殿の方へ。
チケット売り場から徒歩で坂道を登っていった上に、壮大な神殿がそびえ立っています。
この神殿は、エリミ人と呼ばれる民族が紀元前5世紀に建設したギリシャ風のドーリア式神殿。
ほぼ完全な形で残っていますが、屋根と普通の神殿にあるはずの神室がないことから、
未完成だったのか、あるいは、何らかの理由でそれらを作らなかったのかは、未だ解明されていないそうです。
縦に14本、横に6本、全部で36本の柱が立っています。
神殿を見学した後は、劇場方面へ。
劇場や住居跡のある遺跡群は山の上に位置する為、徒歩で30分以上かけて歩くか、
公園内のシャトルバス（有料-チケット売り場横のお土産やさんでチケット購入）で5分程で行くかどちらかとなります。
バスの運行は30分に一度で、往復します。
周りには絶景が広がっており、頂上まで登る間に景色を楽しむことも出来ます。
こちらがギリシャ劇場の上から見る風景。
劇場は紀元前3世紀頃に建てられたとされており、今日まで修復が繰り返されてきたこの場所では、現在でも劇が上演されます。
海側からこちらへ吹く風による音響効果を考えて、この場所に作られたのだそう。
こちらの写真は、劇場から少し離れた場所にある中世時代の要塞跡。
遺跡群内には、その他住居跡や門、聖堂跡など当時の繁栄が良く分かります。
アグリジェントの考古学地区の方が注目されがちですが、セジェスタも訪問する価値ありです。
深い歴史のセジェスタ考古学地区詳細情報
Parco Archeologico di Segeta （セジェスタの考古学地区）
住所：Contrada Barbaro S.P. 68, Catalfimi Segesta (TP)
Tel.: +39 0942952356
開園時間：9:00-17:00 (1月1日〜2月28日、10月の最終日曜日〜12月31日まで), 9:00-18:30 (3月1日〜3月最終土曜日まで、10月1日〜10月最終土曜日まで), 9:00-19:30 (3月最終日曜〜9月30日)
入場料金：6,00ユーロ
※年中無休だか、臨時で閉園する場合もあります。
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