Buon giorno!
今回はパレルモにあるシチリア州立美術館の
「Palazzo Abatellis」を紹介します。
中心から少しだけ離れているので、訪れる人は意外に少ない印象ですが、
興味深い絵があります。
建物自体は1495年に作られたカタルーニャ・ゴシック様式で、
元々は、王族に仕えていたFrancesco Abatellis のお屋敷として
利用されていましたが、その後、修道院として利用されるようになり、
第二次世界大戦の爆撃を受けた後は、パレルモの州立美術館となりました。
さて、ちょっと入り口がわかりにくいのですが、
地図でいうとここになります。
宗教関係の絵が多いのですが、ここパレルモの州立美術館で有名な絵を2点紹介します。
1点目は、死の勝利(Triumph of Death)というフレスコ画です。
6m×6,4mと大きなフレスコがですが、1446年頃に書かれたとされる
作者不明の作品です。
14世紀に流行った黒死病により、多くの人々が亡くなった事により
死からは逃れられないという教訓をこめたこのような絵が流行りました。
まじまじと見ると、馬がレントゲン写真のようになっており、
骸骨が馬の指揮をとっています。
不思議と惹かれてしまいます。
もう一つは、宗教絵の中でもよく見かける、受胎告知の絵。
シチリア出身のアントネッロ・ダ・メッシーナという画家の作品。
受胎告知と言えば、大天使ガブリエルと聖母マリアが
対に描かれる事が多い中、彼の作品は、聖マリアのみ。
鑑賞している自分が大天使ガブリエルの位置にいるような
位置関係の絵を描いています。
マリアは、驚いた表情もなく、悟ったような顔をしているように
見えます。おもしろいですね。
宗教画もストーリーを知って、それぞれの画家の表現の違いを
見るのもおもしろいものです。
ぜひ、パレルモにお越しの際は、こちらパレルモの州立美術館を訪れてみてください。
ちなみに、月の第一日曜日は入場料無料です!
パレルモの州立美術館Galleria Regionale Palazzo Abatellis情報
入場料:8ユーロ
火曜~金曜:9時~18時半、土日・祝日:9時~13時、月曜:休み
Siciliawayではシチリア島内の専用車手配やオプショナルツアーの
手配を行っております。可能な限り、お客様のご要望通りの
ツアーをコーディネート致しますので、まずはお問合せください!
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Buon giorno!
今回は、映画「ニューシネマパラダイス」のロケ地としても有名な
カステルブオーノの名所とFiasconaroについて書かせて頂きます。

町の一番高い所にあり、シンボル的存在のカステッロ(お城)は、映画の中では、トトの少年時代に通う学校という設定で利用されました。
映画ファンはぜひ訪れたい所です。
映画とは関係ないですが、中にあるパラティーナ礼拝堂は一見の価値ありです。聖アンナの頭蓋骨が納められています。

カステッロの観光の後は、クリスマスも近くなってきたという事で、 カステルボーノのもう一つの名所、Fiasconaro(フィアスコナーロ)というお菓子屋さんをご紹介。 クリスマスに食べるパネットーネ。
シチリア、いやイタリアでも(恐らく世界中でも有名)知らない人がいないくらいのパネットーネの名店で、
おいしさの秘密は、天然酵母で36時間も発酵させた生地にシチリア産オレンジピールやピスタチオなど味の種類も豊富。

甘くて、おいしくてついつい食べすぎてしまう、ちょっと危険な名店です(笑)試食も大判振る舞いしてくれます。

数ある種類の中で私の好きなのは、その名もKing。
シチリア産の小麦を使い、中にはオレンジピール・干しブドウが入っており、リパリ産のマルバシアリキュールで風味付けしています。
賞味期限も約4ヶ月と長いので、お土産にも最適。
店内には、パネットーネ以外にもヌガー、クリームや、生菓子やジェラートなんかも売っています。

観光の後の休憩に、おススメします。
カステルブオーノまでのアクセスとしては、パレルモからSAIS社のバスが出ていますので、そちらを利用するか、快適な専用車でどうぞ!
※電車でカステルブオーノ駅がありますが、駅は町からかなり離れた所にあり、タクシーもほとんどいないので、利用はおススメしません。
Siciliawayではシチリア島内の専用車手配やオプショナルツアーの手配を行っております。
可能な限り、お客様のご要望通りのツアーをコーディネート致しますので、まずはお問合せください!
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Buon giorno!
前にアグリジェントのトルコ階段が
安全上の理由で閉鎖になったと書きましたが、
やっと、解禁になりました!
先日、トルコ階段から見る夕日が綺麗という事で、
早速夕日を見に行ってきました!
トルコ階段へは、アグリジェントの駅から車で約20分。
トルコ階段の入り口から、階段で海岸まで降りていきます。
行きはよいよい帰りは登りです(汗)
途中にバールがあるので、そこでビールとつまみも仕入れました(笑)
既に沈みかけています。
夕日は沈むのが早いので、時間には余裕を持ちましょう。
車が止めれる道路から、トルコ階段までは歩いて
15分ほどかかります。
こんな写真も撮れました。綺麗ですねー!!
さて、私たちが到着した時には、すでに他のお客さんでいっぱい。
みなさんカメラ片手に夕日の瞬間を待ち構えていました。
このように、窪みに座る事が出来ます。
※落ちないように気を付けてください!!
船で海上から夕日を見る人もいます。絵になりますよね。
トルコ階段についての説明はコチラをご覧ください!!
ビールとつまみ片手に鑑賞すると、最高です(笑)
途中で、パノラマ撮影もしてみました。
夕日が沈んだ後は、街灯がないので、
みんな一斉に帰り始めます。暗くなると危険度が増すので、
注意が必要です。
さて、その後にレアルモンテという町で夕食を取ったのですが、
こちらのレストランが激うま!だったので、紹介します。
Osteria dei Folli (Piazza Umberto I, 27, 92010 Realmonte AG)
前菜の「il Folle」生の牛肉のたたき。
生肉好きな人にはたまらない。8ユーロ。10/10点。
前菜の「Caciocavallo all’argentiera」チーズのカチョカバッロを
鉄板で溶かしたもの。赤・緑トマトとの組み合わせがまたおいしい。
6.5ユーロ。10/10点。
パスタ。名前が…おそらく「Spaghettone n’caciatu」で、
ニンニクとオリーブオイルのシンプルパスタに
前菜でも使ったチーズのカチョカバッロを溶かしたもの。
美味しいけど、クリーム系なので、お腹いっぱいになります。
10ユーロ。9,5/10点
ラム肉のロースト。硬くなくジューシーでおいしい!
うろ覚えですが、15ユーロ。10/10点
ソラマメのスープ。豆の風味がしっかり出ており、
こちらもおいしい。うろ覚えですが、10ユーロ。9,5/10点
全部おいしかったです!
レアルモンテは、アグリジェントの町からは少し離れてますが、
行ってみる価値はあるかと思います。
そのほかに熟成肉も置いてありました。
Siciliawayではシチリア島内の専用車手配やオプショナルツアーの
手配を行っております。アグリジェント市内から、トルコ階段、
レアルモンテまでの送迎も行います。
可能な限り、お客様のご要望通りの
ツアーをコーディネート致しますので、まずはお問合せください!
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Buon giorno!
9月の末に、シチリアの西にある
San Vito Lo Capoで毎年行われているクスクスフェスティバルに
行ってきました!
San Vito Lo Capoは有名なリゾート地で、夏は観光客で溢れます。
砂浜海岸な上に遠浅なので、子供連れも多いです。

ビーチの横にある、三角の大きな岩山がすごく特徴的。
この岩山をトレッキングで登る人も多いそうです。
日本人観光客はまだ少なく、今回の旅中には日本人観光客に
1人も会いませんでした…

さて、毎年行われているクスクスの祭典です。
色々な国のクスクスが振る舞われ、クスクスコンテストも
開かれます。今年2019年の日程は9月20日~29日でした。
さて、クスクスとは何ぞや?と思われる方。
クスクスとは世界最小のパスタともいわれていますが、
粒々のパスタなんです!発祥は北アフリカです。
各国や地域によって味付けの仕方が違います。シチリア風というと、
西の方でよく食べられている、海鮮スープをかけて食べる
魚介のクスクスがあります。

チケット制(10ユーロ/枚)で、こちらのチケット売り場で購入。
1枚のチケットで、1種類のクスクスと飲み物が選べます。
クスクスの会場は4箇所あり、ガイドブック(チケット売り場でもらえます)を見ながら食べたいクスクスがあるテントへ
30種類もあるので、どれにしていいか迷いました…
例えば、各国の代表的な味のクスクス。
セネガル風、コートジボワール風、チュニジア風、モロッコ風、ブラジル風などワールドワイドもあれば、有名シェフによるアレンジクスクス、シチリアの海鮮クスクスやアーモンドクスクスなど、1種類を選ぶなんて‥‥
5種類くらい選ばせてくれればいいのに…と思いつつ、

友人達とそれぞれ違う味を頼んで、それぞれ味見です。

ちなみに私が頼んだのは、コートジボワール風の、肉と野菜のクスクス。

彼女、ちゃんと均等に肉と野菜をガッツリ盛ってくれました。
おいしいいいいいいい!!飲み物が水かワインか、コーラしかなく、コーラを頼みましたが、ぬるい‥‥人が多かったから間に合わなかったのかしら…

クスクス以外にも、雑貨屋さんやお菓子屋さんが町中に溢れており、人が多い!町プラプラするのも楽しかったです。
クスクスを堪能した後は、海辺でリラックス。すごい人でしたが…

そして、カンノーロがおいしいPasticceria Peraltaでおやつタイム。

こちらのカンノーロおいしいいいいい!

他のお菓子もおいしそう…なんともカロリー過多な週末でした…。
以上がクスクスフェスティバル2019の感想です!
毎年行われておりますので、色々なクスクスを食べにぜひ訪れてみませんか?
Siciliawayではシチリア島内の専用車手配やオプショナルツアーの手配を行っております。
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Buon giorno!
どんどんシチリアも涼しくなってきましたが、
まだまだ日中は半袖で大丈夫です。
さて、前回のブログの続きです。(前回のブログはこちら)
Vendicari自然保護区のEloro海岸を通り過ぎて、
次はMarianelli海岸に辿り着きました。
ここの写真は撮れなかったんです…なぜなら…
ヌーディストビーチだから!(汗)
そうとは知らず、海岸に辿り着くと
仁王立ちしたヌードの男性に鉢合わせ( ゚Д゚)
いや、一瞬固まってしまいました…
興味がある方はぜひ行ってみてください(笑)
もちろん、撮影は禁止ですよ!!
早足にMarianelli海岸を過ぎて、次のCalamosche海岸へ
到着すると一安心(笑)
岩に囲まれ、入江になっている海岸で波が穏やかなので、
子供連れも多く、とりあえず汗を流すために海に飛び込みます。
そして、さあ次の海岸へ!
こんな道をどんどん歩いていきます。
すれ違う人は水着の人が多かったです。みんな海岸巡りで
海に入って休憩しながら海岸を回っているようです。
途中にこんな綺麗な入り江も。人も全然いなく、
周りの風景を楽しみながらどんどん歩いていきました。
そして、最終目的地のVendicari海岸に到着!!
この海岸には1700年代に作られたマグロ製品生産工場跡が残っています。
工場近くで獲れたマグロをそのまま工場に水揚げし、
窯で加熱処理し、出荷していたそうです。
また近くには塩田があった事も発展に繋がったそうです。
しかし、1884年に一旦閉鎖されるも、1914年に再開し、
1943年に戦争の影響もあってか、再度経営不振により閉鎖されて以来は
そのまま建物だけが残っています。
この窯に火をいれて、マグロを調理していたのでしょうか…
今は静かにひっそりとしていますが、当時はカターニアの
魚市場のように盛り上がっていたのかしらと想像しつつ、
横の海岸で海に飛び込む!
水の透明度が高く、自分の周りを小魚が泳ぎ、とても気持ちがいい!
この海岸の反対側には湖があり、フラミンゴも来るらしい
という情報は仕入れていたのですが、時期が違うのか
カモメはいたのですが、フラメンゴは見当たらず…残念!
そして、夕方はMarzamemiへアペリティーボをしに行きました。
Marzamemiはマグロ製品生産地の漁港としてシチリアでも有名な場所。
レストランやお土産屋さんが並ぶかわいらしい町です。
海鮮類を食べにくる地元の人や観光客で賑わっておりました。
その中でLiccamuciulaというお店で前菜の盛り合わせ(魚ベース)を注文。
普段食べるマグロ缶のツナとは全く違う、マグロ、サバ、メカジキなど
ものすごくおいしいい!!!
外で照明が暗く、写真がうまく撮れなかったので、
残念ながら写真はないですが、おススメの1品です。
帰りはお土産さんで、さっき食べたマグロやサバのビン詰を購入!
ぜひ、自然や海やマグロが好きな方(笑) 訪れてみてください!!
Siciliawayではシチリア島内の専用車手配やオプショナルツアーの
手配を行っております。可能な限り、お客様のご要望通りの
ツアーをコーディネート致しますので、まずはお問合せください!
※Vendicari自然公園やMarzamemiを回るツアーももちろん可能です。
まずはお問い合わせください。
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Buon giorno!
8月の最後の週の土曜日に、後期バロック様式の町として知られるシチリア南東部の町、ノートに泊まってきました!
Noto-Vendicari自然保護区-Marzamemi旅行についてお話しいたします。

友人達、総勢12名で大聖堂の裏手にあるユースホステル「カステッロ」の大部屋(8名用)を2部屋予約しました。
なんと朝食付きで20ユーロ/人。
朝食はクロワッサン、ケーキや、ハム、チーズ、ヨーグルトなど予想外に種類が結構ありました。

大聖堂のすぐ裏手で、メイン通りからのアクセスは階段を上らないといけませんが、窓から大聖堂のクーポラが見えたり
街並みが見えたりとかなり眺めのいい所で、大人数で寝るだけが目的で安く泊まるならおススメな所です。

さて、町中を見学してご飯を食べた後、夜のノートへと散策へ。普段見れない夜の雰囲気が新鮮でした。

Via Silvio Spaventa沿いには、パブがあり賑わっておりました。
Via Rocco Pirri沿いも同じく盛り上がってました。こちらは年齢層若め。
さて、ノートを満喫して次の日曜は海へ行くぞ!となり、San Lorenzoというノートからさらに南東の海岸線沿いへ…

しかし、残念ながら雨が降ってきたので、Lido San Lorenzoという海の家に避難。レストランやバールがあり、落ち着けました。
雨が少し止んだ瞬間にしっかり海水浴をしてきました!
写真では曇ってて分かりにくいですが、このビーチは白い砂浜ビーチで、透明度も高く小魚が寄ってきて、ツンツンとされます。
小魚と戯れる事ができます(笑)
午後には、Vendicari自然保護区へ。保護区内にはいくつか海岸があり、まずは駐車場が一番近くにあるエローロ海岸へ(Spiaggia di Eloro)

浜辺へまで行く間に見つけたのがこの看板。
へ?!こんな所にギリシャ時代の劇場?!3ー4世紀って…
かなり草が生い茂り、私以外の人は気づかずに素通り…
遺跡として重要じゃないのか…???
さすがシチリア、あちらこちらに遺跡が残ってるもんです。
しかし、もう少しきちんと整備すればいいのに…

そんな劇場跡を通り過ぎたら、エローロ海岸です。
やっぱりこの日は曇りだったので、写真では海の青さは伝わりませんが、晴れた日には透明度の高い綺麗な海岸です…

そして、地図の赤線矢印ように海岸線沿いをトレッキングしながら
自然公園内の海岸をいくつか訪れました…
続きは次回に持ち越します!
Siciliawayではシチリア島内の専用車手配やオプショナルツアーの手配を行っております。
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※Vendicari自然公園までの送迎ももちろん可能となっております!
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