SiciliaWayのパレルモ観光スポット情報
ノルマン宮殿&パラティーナ礼拝堂(Palazzo dei Normanni &Cappella Palatina)
パレルモを訪れたらここを見ないわけにはいかない!程、とっても重要な建築物。

パレルモのハイライト的存在ノルマン宮殿・王宮
2015年より「パレルモのアラブノルマン様式建造物群およびチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂」の一つとして世界遺産に登録されています。
アラブ民族がパレルモを支配していた頃に建てられたのが、そもそもの始まりです。
その後12世紀に、名前の通りノルマン民族によって大改装され、実際に王宮として使われていました。
ノルマン王ルッジェーロ2世によって建てられた、宮殿内にあるパラティーナ礼拝堂の金モザイクは必見です。
宮殿は、現在はシチリア州議会場となっています。
週末の金曜日から月曜日のみ、宮殿内の会議場や居間などが見学できる様になっています。
それ以外の日は、パラティーナ礼拝堂のみ見学可能です。
宮殿内には、会議場の他ダンスホールや当時の暮らしが垣間見れるスポットが数多く残されており、一見の価値ありです。
施設情報

きらびやかなパラティーナ礼拝堂
開館時間:月~土 08:15~17:40(最終入館 17:00)
日曜・祝日:08:15~13:00(最終入館 12:15)
料金:
火~木 7.00ユーロ(パラティーナ礼拝堂のみ見学可)※展示会開催中は10ユーロ
金~月 8.50ユーロ(パラティーナ礼拝堂&ノルマン王宮ガイド付き見学)※展示会開催中は12ユーロ
休館日:年中無休(ただしクリスマス12月25日と1月1日を除く)・臨時閉館の場合もあり
※日曜・祭日の09:45~11:00の間はミサの為、
終了時間までパラティーナ礼拝堂に入ることが出来ません。
開催されている展示会は時期によって異なるので、公式サイトにてご確認ください。
ヌオーヴァ門(Porta Nuova)

ポルタ・ヌオーヴァは、パレルモの凱旋門的存在!
直訳すると、「新しい門」と言う意味。
ノルマン宮殿のすぐ側にあり、そこから主要通りの一つ、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りが始まっています。
パレルモでも最も歴史ある通りヴィットリオ・エマヌエーレ通りが始まる地点であり、パレルモの港まで繋がっていた。
16世紀後半当時ここを支配していたカルロ5世がチュニスとの戦争の勝利を記念して建てられました。
門の像は、腕を切り取られた像も含まれる、黒人の捕虜が表されていると言われています。
交通量が多い為、常に渋滞しています。
徒歩で見学される方はくれぐれも車に注意して下さい!
クアットロ・カンティ(Quattro Canti)
日本語では四辻と言う意味で、パレルモの主要通りであるヴィットリオ・エマヌエーレ通りとマクエダ通りの交差点。

パレルモの旧市街の中心に位置するクアットロ・カンティ
当時シチリアがスペイン領であった1608年から1621年にかけて、
パレルモを四つに分けるこの二つの通りの開通を記念して建てられたもの。
この交差点のそれぞれの四つ角にバロック様式の建物に彫刻が飾られています。
それぞれの一番下の彫刻は、四季を表した女性と噴水です。
女性が春から冬に向けてどんどん年老いていっているのが特徴的。
つまり、若い少女が春、年老いた老婆が冬、を表しています。
真ん中の段は、歴代のスペイン王の彫刻です。
一番上は、パレルモのそれぞれの地区の守護聖女(聖オリーヴァ、聖アガタ、聖クリスティーナ、聖ニンファ)となっています。
日中は太陽の光に照らされ、時間帯によって異なる顔を見せる為、太陽の広場と呼ばれることもあります。
カテドラル(Cattedrale)
言わずと知れたパレルモの大聖堂です。豪華な外観は、当時のパレルモの繁栄を物語っています。
カテドラル自体は、1184年、ノルマンの3代目の王様グィエルモ2世の支配時代に、
パレルモ大司教グワルティエーロ・オッファミリオに建設されました。
その後も繰り返し増築、改築が行われた為、当時のオリジナルの面影はほとんどありません。
アラブ・ノルマン様式に加え、カタロニア、ゴシックなど様々な様式が織り交ぜられられています。
外見の豪勢さとは打って変わって、内部はわりとシンプルな新古典様式となっています。
中でも注目は、正面に向かって右側のパレルモ守護聖人聖ロザリアの礼拝堂です。
銀造りの美しい祭壇には、聖女ロザリアのお骨が納められており、
毎年聖ロザリアの祝日7月14日にはここから骨が山車で運ばれ、宗教行列が行わます。
大聖堂情報
大聖堂開館時間:
月~土 07:00~19:00
日曜・祝日:08:00~13:00 16:00~19:00
※教会内の訪問は、ミサの時間外のみ可能です。
料金:無料
宝物殿&クリプタ&王家の墓&屋上
開館時間:
月~土:09:30~13:30 14:30~17:30(11月〜2月の間は09:30~13:30)
休館:日曜、祝日
料金:宝物殿&クリプタ&王家の墓&屋上の全てのチケット:7ユーロ、宝物殿&クリプタ&王家の墓のチケット:3ユーロ、
王家の墓のみのチケット:1,50ユーロ、宝物殿&クリプタのみのチケット:2ユーロ、屋上のみのチケット:5ユーロ
プレトリア広場(Piazza Pretoria)

パレルモ旧市街の中心に位置するプレトリア広場
クアットロ・カンティのすぐ側に位置する、プレトリア広場。
ここには、パレルモ市庁舎が位置し、辺りを境界に囲まれたパレルモの心臓部分と言える広場です。
この広場のメインは、元々はフィレンツェの宮殿の為に作られたものの、お金の問題で最終的に
パレルモ市に買い取られたと言う、プレトリア噴水です。
この噴水の周りはギリシア神話の登場人物の銅像で飾られているのですが、
その人物のほとんどが裸の為、周囲の教会に通うガチガチのキリスト教徒は当時、恥ずかしくて凝視できませんでした。
その為、別名として「恥の広場」とも呼ばれています。
聖カテリーナ教会(Chiesa di S. Caterina)

パレルモのサンタ・カテリーナ教会
プレトリア広場に面している教会です。
しかし入り口は、三つの教会が立ち並ぶベッリーニ広場側にあります。
この教会が建てられたのは、16世紀末へと遡り、建築様式は、バロック様式となっています。
シンプルな外観と対象的に、内観は結構豪華な造り。
天井のフレスコ画と、豪華に飾られた礼拝堂が特徴的です。
マルトラーナ教会(Chiesa della Martorana)
1143年にノルマン初代国王ルッジェーロ2世の宰相に建設され、その後改築と増築が繰り返されています。
正面のファサードはバロック様式となっているが、これは後期に改築された時に加えられたものです。
広場からの階段を上り、鐘楼のある部分に入り口があります。
この教会の特に注目するべきところは、とっても美しい内部だと言えるでしょう。
フレスコ画もとっても美しいが、やはり目を引くのは建設当時から存在すると言われている金モザイク画。
元々はマリア様に捧げられた教会なので、やはり聖母マリアやキリストに関する絵が多いです。
最も有名なのは、入り口近くの向かって右手の「キリストに戴冠されるルッジェーロ2世」です。
施設情報
開館時間:月~土 09:30~13:00, 15:30~17:30
日曜・祝日:09:00~10:30
料金: 2.00ユーロ
聖カタルド教会(Chiesa di S. Cataldo)
マルトラーナ教会の真横に位置する、三つ並んだ赤いクーポラがとても印象的な教会です。
1154年頃、ノルマン二代目の王グィエルモ1世の宰相によって建設されたといわれています。
だが、建設中にその宰相が暗殺されたり、その後王自身が亡くなったりとトラブル続きで、
内部はとっても地味に仕上がっています。
18世紀後半から約1世紀の間には、郵便局として使用されていたこともあるのだそうです。
その後、19世紀に修復が行われて、現在の姿にまとまったのだそうです。
施設情報
開館時間:月~日 09:30~12:30, 15:00~18:00
料金: 2.50ユーロ

見所一杯のシチリア州立美術館
シチリア州立美術館(Galleria Regionale della Sicilia)
パレルモ港の近くに位置するシチリア州立美術館は、アバテッリス宮殿(Palazzo Abatellis)宮殿の中にあります。
名前の通り、この宮殿は1400年代には貴族アバテッリスの家として建てられたものでした。
12世紀以降の200点あまりの数々の彫刻品や絵画などを閲覧することが出来ます。
中でも有名なのは、シチリアの有名画家アントネッロ・メッシーナの『受胎告知』。
また、作者不明の中世末期に描かれたといわれる壁画『死の勝利』などです。
施設情報
開館時間:火~金:09:00~18:30 土曜、日曜:09:00~13:00
休館:祝日、月曜日
料金: 8.00ユーロ
ミルト宮殿(Palazzo Mirto)

由緒ある宮殿パレルモのミルト宮殿
シチリアの由緒正しい貴族の宮殿がそのまま残されたものです。
そう、『山猫』で有名な貴族フィランジェリー家の一族の生き残りが、
家族の遺言に従ってパレルモ市に寄贈した宮殿です。
そのままの状態を残して一般公開されることが、その条件となっていたとか。
建物自体が建設されたのは、13世紀のことです。当時は、フィランジェリー家の所有ではなく、
その後所有者が変わり、現在の様に改装されたのは18世紀後期のこと。
当時の貴族の生活が垣間見れるので、是非訪問してみてください。
施設情報
開館時間:火~土:09:00~18:00 日曜:09:00~13:00 (入場は閉館30分前まで)
休館:祝日、月曜日
料金:6.00ユーロ
ポリテアマ劇場(Teatro Politeama)

ここでコンサートが行われることも
新市街の中心、ルッジェーロ・セッティモ広場に位置します。
パレルモのもう一つの大きい劇場、マッシモ劇場よりも先に、1874年に完成した劇場である。
当時パレルモは経済的にもとても発展していた時期でした。
現在でも、この劇場から北に進むと、賑やかな新市街が続きます。
ポンペイ風の壁画が特徴的で、入り口には凱旋門が設置されています。
現在でもマッシモ劇場と並ぶパレルモの劇場としてオペラやコンサートが開催されています。
マッシモ劇場(Teatro Massimo)

パレルモでオペラを楽しんでみてはいかが!?
1897年に設立された、ネオクラシック様式の、ヨーロッパで三番目のオペラ座劇場です。
正に、パレルモの当時の経済的発展を象徴しているような建物となっています。
シチリアと言えばで有名な『ゴッドファーザー』のパートIIIで撮影に使われたと言うことでかなり有名です。
位置的にはパレルモの新市街と旧市街の間に位置しています。
毎年数多くのオペラが公演され、イタリア国内、海外からも有名なオペラ歌手が公演を行っています。
観客席と同じくらい、舞台が大きいこともこの劇場の特徴と言えます。
施設情報
開館時間:月~日:09:30~18:00 (館内ツアーは30分毎に出発)※最終ツアーは17:30頃
休館:無休、臨時休館の場合あり。
料金:8.00ユーロ
サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミーティ教会(Chiesa di San Giovanni degli Eremiti)

イスラムの寺院を思わせる外観。
5つの赤い丸屋根、クーポラが目印の、6世紀に創建されたグレゴリウス派修道院が
あった場所に、1136年にルッジェーロ2世の命でベネディクト修道会のために
ノルマン様式で建てられた教会。13世紀に破壊されますが、19世紀にイスラム風に改修。
今は教会としては使われていません。中庭にある美しい回廊(キオストロ)は、装飾も見事です。

二重の柱とアーチによって形成された回廊。
施設情報
開館時間:9:00~19:00(最終入場18:30)
※月・日・祝は9:00~13:30(最終入場13:00)
休館:無休
料金:6ユーロ、18~25歳は3ユーロ、それ以下は無料
ノルマン王宮から徒歩7分。

住宅街の真ん中にどっしりと構える橋。
海軍総督の橋(Ponte dell’Ammiraglio )
マルトラーナ教会と同様、ルッジェーロ2世の時代に海軍総督
ジョルジョ・ダンティオキアによって建設された橋。昔はここを
オレート川が流れており、そこに架けられた橋でした。
橋の下の部分に12の小さなアーチがあり、当時の建築技術の
高さを感じさせます。
ジーザ城(宮殿)(Castello della Zisa)

宮殿内は博物館のようになっている
ノルマン王国3代目国王グリエルモ2世によって建てられた宮殿。
もともとは、王の別宅として建設されたものだそう。全てイスラム人の
建築家と職人によって建設されたと言われています。外観はその他の
ノルマン様式建築にならい割と地味ですが、内部は息を飲むほど豪華です。
施設情報
開館時間:9:00~19:00(最終入場18:30)、日・祝は9:00~13:30(最終入場13:00)
料金:6ユーロ、18~25歳は3ユーロ、それ以下は無料
カプチン派カタコンベ(Catacombe dei Cappuccini)

まるで寝ているようなミイラ、ロザリアちゃん
ミイラや骸骨が好きな方にお勧め?!パレルモで知る人ぞ知る世界でも有名なカタコンベ(地下墓地)。約8000体のミイラがあり、入口付近は、両壁にミイラが立てかけてあり、その間を進んでいくという、ちょっと心臓に弱い人にはおススメできない場所。
一番有名なミイラは、ミイラ製造が禁止された後にもかかわらず死に目に会えなかった父親の要望でミイラになった、1920年頃に亡くなったとされるロザリア・ロンバルドちゃん。約100年たったにもかかわらず、まるで眠っているかのような状態を保ったミイラで、ミイラファンは必見です。
施設情報
開館時間:9:00~13:00、15:00~18:00
※10月末~3月末までは、日曜の午後は休館
料金:3ユーロ/人
※写真撮影禁止
バッラロ市場(Mercato di ballarò )

コテコテのシチリア方言が飛び交う魚屋さん
パレルモで一番歴史があるといわれている市場で、パレルモにある3つの市場の中で
もっともにぎやかで、魚市場の周辺は他の地域のイタリア人がわからないような
コテコテのシチリア方言が飛び交っています。
買い物の目的がなくとも、ウロウロ見てまわるのも楽しいです。
パニーノ・コン・ラ・ミルツァなどのストリートフードの屋台も並んでいます。
カーポ市場(Mercato del Capo )

新鮮な果物がきれいに並べてあり、見るだけでも楽しい
マッシモ劇場の裏側の道を進むと左手にあるカリーニ門からの1本道にある市場。
ホテルが多く集まる新市街からアクセスが良いので、早起きして出かけるのも◎。
バッラロ市場がローカルな印象が強いのに比べて、こちらは観光客向けのお店が
多く、おみやげに最適なブロンテのピスタチオや、モディカのチョコレート、
マグロのカラスミの塊も店頭に並んでいます。
ヴッチリア市場(Mercato di Vucciria )

元々はお肉専門の市場
ヴッチリアの語源は、フランス語の肉屋「boucherie」から来ていると
言われています。もともとは、肉屋専門の市場だったそう。
その後は、野菜や魚も販売される市場となりました。
他の市場に比べると少し静か。夜はバーやクラブのような雰囲気になる
地元客がメインの市場です。
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