浅田真里

Buon giorno!

先日、お客様のピックアップでパレルモ空港に行った際に、

マッシモ劇場オペラ公演情報2020予定の看板があり、

シチリアにオペラ劇場が存在するのに、オペラ経験なし!

という事で、オペラ勉強(付け焼刃版)を急に思い立ちました(笑)

勝手に個人意見を書いてますので、悪しからず。

ネタばれする部分もあると思うので、ご注意ください。

マッシモ劇場オペラ公演情報2020

パレルモマッシモ劇場オペラ公演情報2020はこちらを参照ください。

こちらのリンクからチケット購入も可能ですので、

シチリア旅行の際に見たいと思う方はぜひ!

では、それぞれのオペラの内容に関して、ネットで調べてみました。

1月26日~2月2日に公演予定の「パジルファル」

オペラ内容解説→リンク

聖書の内容に即しているとの事で、

こちらのリンクも対比で書いているので、わかりやすいかなと。

オペラ内容解説→リンク

キリストのストーリーも少し勉強していると

理解が深まるかなと思う作品ですね。

2月21~27日に公演予定の「ファルスタッフ」。

喜劇ですが、騙し騙されの展開が目まぐるしいのに

ついていけるか不安ですが、面白そうな作品だなと思いました。

オペラ内容解説→リンク

3月13日~21日に公演予定の「ナブッコ」

エルサレムとバビロニアの戦いの中の王様の物語。

家族同士の戦い、後継ぎ問題と昔も今も変わらず‥‥

オペラ内容解説→リンク

3月31日~4月5日に公演予定の「コッペリア」

からくり人形をみんな本物の人間と勘違いしたり、

そのせいで恋人たちがケンカしたり、

イタリアのピノキオと同調するものがあるような…ないような…

かわいらしい内容だなと思いました。

オペラ内容解説→リンク

4月29日~5月7日に公演予定の「ロベルト・デヴェリュー」

イングランドのエリザベス女王の話ですが、

恋愛感情ドロドロの中、結局渦中の男性が処刑されてしまう

という悲劇ですね…恐ろしい…

オペラ内容解説→リンク

6月3日~9日にに公演予定の「イル・ピラータ」

こちらも、悲劇の恋愛模様ですね…

オペラ内容解説→リンク

6月18日~24日に公演予定の「危険な関係」

こちらは情報を見つけ切らず…

恐らく内容は恋愛心理戦…

18世紀のパリを舞台に嫉妬と復讐から、とある未亡人の侯爵夫人が

プレイボーイに、彼女の愛人が心を奪われた女性を誘惑させる…

など恐ろしいもんです。

結末がよくわからなかったので、逆に見てみたいと思った作品です(笑)

9月15~26日に上演予定の「フィガロの結婚」

初夜権の復活を狙う伯爵が出てきますが、

昔こんなものが存在したのかという事にビックリ。

権力横暴‥‥結婚するのを躊躇ってしまうような…(汗)

オペラ内容解説→リンク

9月16日~29日に公演予定の「Cosi fan tutte」

全ての女性はこのようにするというタイトルのように

女も移り気な所がある事を示しているオペラ。

これはこれでおもしろい作品だなと、

女性の私は笑ってしまいそうな作品です。

オペラ内容解説→リンク

9月18日~30日に公演予定の「ドン・ジョバンニ」

おもしろいと思ったのは、最後に

殺害した騎士長の石像が、悔い改めないジョバンニを地獄に

連れていくという非現実的な!!

ここで悔いを改めていたらジョバンニはどうなっていたのか…

オペラの内容解説→リンク

10月15~24日に公演予定の「マノン・レスコー」

愛する2人がアメリカに逃げわたりますが、

結末は2人の死…なんとも悲惨な。

マノンはそのまま裕福な金持ちといれば、

砂漠で死ぬこともなかったが…恐ろしい結末ですね。

オペラの内容解説→リンク

11月24日~12月2日に公演予定の「エレクトラ」

家族間で殺しあう事ほど悲惨な事はないなと思う今日この頃ですが…

子供達に殺されてしまう母親に切なさを感じたりもしますが、

母は母で愛人と共謀して夫を殺すってめちゃくちゃだなぁと思った作品です。

オペラの内容解説→リンク

12月15~23日に公演予定の「白鳥の湖」

最後は有名な白鳥の湖です!でも、原作を実はよく知らない(汗)

ってことで調べると、なるほど…ブラックスワンって

映画もありましたが、白鳥と黒鳥との違い所も見所ですね。

最後に愛の誓いを取り戻したかと思いきや、

白鳥から人間に戻れなかった…過去は変えられないという事ですかね…

勝手な個人意見ですが(汗)

オペラの内容解説→リンク

次回はカターニアのベッリーニ劇場の

2020年オペラ情報について書きたいと思います!

Siciliawayではシチリア島内の専用車手配やオプショナルツアーの

手配を行っております。可能な限り、お客様のご要望通りの

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Buon giorno!! Buon anno!!

明けましておめでとうございます。

2020年スタートですね。年末年始の連休は、シチリアでも

たくさんの日本人のお客様にお会い出来て嬉しく思いました!

大晦日のチェノーネ

こちらは弊社の事務所メンバーで撮影したクリスマスフォト。

さて、私は年末年始とお客様のアテンドに出ており大晦日はシラクーサにいました!

シチリアで初めてレストランでの大晦日のチェノーネに

お客様と一緒に行かせて頂きました。

※大晦日のチェノーネとは、大晦日の夕ご飯の事を示し、

この日は家庭でもレストランでもフルコースを食べまくります(汗)

日本の年越し蕎麦…ちょっと違いますが…(笑)

大晦日のチェノーネ

大晦日のオルティージャ島からの夕日。

今年も頑張ったなー早かったなーと浸っておりました。

さて、今回の大晦日のチェノーネの場所は、シラクーサの「La Cambusa」。

そう、日本人の秋草奈緒子さんがイタリア人のご主人マリオさんと

経営されているイタリアンレストランです。

では、気になるメニューをご紹介します。

コースにはスパーリングワインもついており、まずはこちらで乾杯。

大晦日のチェノーネ

前菜の盛り合わせ

・手長エビの蒸し煮にトロピカルフルーツのみじん切り。

・シチリア風タラ

・タコのグリル ひよこ豆のクリーム付

・生ガキとザクロ

・サーモンのマリネのインヴォルティーニ

・生エビと水牛のブッラータ

・タイのピスタチオ衣焼きとアーティチョークのミニケーキ

大晦日のチェノーネ

プリモピアット

・トマトソース&トーストアーモンドのハタのラビオリ

・イオニア海シーフードクリームかけのお米のティンバッロ(ライスケーキ)

※写真撮り忘れました…すみません↑

大晦日のチェノーネ

まだまだ続く…

メイン

・キノコとジャガイモとぶりの香草ソースがけ

大晦日のチェノーネ

・コテキーノ(豚肉のソーセージ)とレンズ豆

※幸運を呼ぶという伝統的に大晦日に食べられる料理

レンズ豆は形がお金に似てるので金運がよくなるとも!!

大晦日のチェノーネ

そして、とどめのデザート・ドルチェ

・カンノーロ風ミルフィーユ

・チョコレートケーキとピスタチオクリーム

・パンドーロ、レモンクリームかけ

魚に肉に満足度100%ですが、

さすがに全部は食べれませんでした…もったいないけど…

大晦日のチェノーネ

さて、23:30頃には食べ終わったので、

その後オルティージャ島の大聖堂広場へ。

警備が毎年厳しくなっていっているとか。

入口で警察のゆるーい手荷物検査があり、なぜか持っていた

ミネラルウォーターの蓋を捨てていけと言われ、混乱(汗)

なぜに???

訳も分からず、蓋なしのペットボトルを手に大聖堂広場へ。

※後で聞くと、蓋をしたままだと投げた時に当たると

硬くて怪我をする恐れがあるからと。。

蓋がないと中身が飛び出すので当たっても怪我しないと。

その後ずっと持ち歩くはめに…

ペットボトル全部取り上げてくれればいいのに‥‥(心の声)

ペットボトル片手だったので、カウントダウンの写真がないですが、

これは20時くらいの大聖堂の写真です。

ツリーとステージが用意されて落ち着いたいい感じ。

思ったほど混乱もなく、カウントダウンでは音楽に合わせて

ズンダカズンダカ踊って年を越えました!!

皆さん今年もどうぞよろしくお願い致します。

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Buon giorno!

前にモンレアーレのベネディクト派の修道院にある回廊(世界遺産)について書きましたが(リンクはコチラ)

ちょっと前の事ですが、回廊を訪れた時に、

ちょうど修復師の人がいて、作業を間近で見せてくれました!!

そう、現在モンレアーレの修道院回廊の修復進行中なのです。


モンレアーレの修道院回廊の修復進行中

この柱の下の部分を切り取って汚れを落としていました。

使っている道具は…歯ブラシ!!そして切り取るんだ!

とびっくりしましたが、確かにこの方が作業が楽ですよね。

モンレアーレの修道院回廊の修復進行中

よく家庭の細かい所の汚れを取る時に歯ブラシ使いますよね!

修復にも大活躍。それとウォーターダスター。

何百年もかけてこびりついた汚れを丁寧に

ゆっくりと取り除いていました。

モンレアーレの修道院回廊の修復進行中

こちらは、この回廊の柱頭でも一番の見所。

語り継がれているモンレアーレの大聖堂を作るきっかけになった伝説のシーン。

グリエルモ2世が、財宝を見つける事ができたお礼に

マリア様にモンレアーレの大聖堂を手渡している彫刻。

周りの柱頭はまだ茶色でくすんでいる中、

ここだけ修復が進み白いので見つけやすいかと思います。

モンレアーレの修道院回廊の修復進行中

これと同じ構図の金モザイク画がモンレアーレの大聖堂内部にもあり、

モンレアーレの修道院回廊の修復進行中モンレアーレの修道院回廊の修復進行中

大聖堂の入り口にもこのシーンを模した現代美術の彫刻があります。

面白いですよ!ぜひ大聖堂訪問に合わせて回廊も訪れてみてください。

モンレアーレのベネディクト派修道院の回廊詳細

Chiostro Benedettino di Santa Maria Nuova, Monreale 

住所: Piazza Guglielmo II Buono, Monreale

モンレアーレの大聖堂の正面入口の右方向にある広場が入り口

開館時間: 09:00-19:00 (最終入場 18:30)(平日)

09:00-13:00 (最終入場 12:30)(日曜・祝日)

入場料金: 6ユーロ

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Buon giorno!シチリアも寒くなってきて、東側のエトナ山には雪が積もって、本当に富士山にそっくりです。

さて、先日エトナ山の麓の町カターニア市場巡りと料理教室のツアーを行ってきましたので、そちらについて書きたいと思います。

カターニア大聖堂の近くの市場には、新鮮な魚や野菜などが並びます。

カターニア市場巡りと料理教室

こちらは縦にラインが入っているPesce pilotaと呼ばれる魚。 秋によく獲れる魚だそう。

カターニア市場巡りと料理教室

キャベツ?うり?に似たこちらの野菜は、carosello。 きゅうりに似た味なので、サラダにつかったり、 スープにするそう。

カターニア市場巡りと料理教室

その場でナッツが入ったTorroneキャラメルの板を作っているお兄さん。 職人技でまだ熱いうちにTorroneを練っていきます。

人だかりができており、出来上がった時には、まだ熱々のナッツキャラメルを 試食として配ってたので、もちろん頂きました(笑)おいしい!

市場巡りの後は、料理教室へ

先生は、お馴染みのNHK「世界はほしいモノにあふれてる」でJUJUさんと共演されたアガタさん!

カターニア市場巡りと料理教室

伝統料理のカポナータ、牛肉のインボルティーニを作っていきます。

アガタマンマは料理の間に食べる用に いつも何か用意しておいてくれており‥‥ 作ってる間にすでにお腹がいっぱいに…(笑)

カターニア市場巡りと料理教室

左上に見える緑は、サボテンの実です。

カターニア市場巡りと料理教室

楽しくお喋りなんかもしつつ、あっという間に出来上がり~

カターニア市場巡りと料理教室

シチリアワインと一緒にいただきます~♪

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観光の間に明るいシチリアマンマと 一緒に伝統料理を作ってみませんか?

カターニア市場巡りと料理教室はSiciliaWayでも人気のツアーです。

可能な限り、お客様のご要望通りの ツアーをコーディネート致しますので、まずはお問合せください。

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Buon giorno!

今回はパレルモにあるシチリア州立美術館の

Palazzo  Abatellis」を紹介します。

中心から少しだけ離れているので、訪れる人は意外に少ない印象ですが、

興味深い絵があります。

建物自体は1495年に作られたカタルーニャ・ゴシック様式で、

元々は、王族に仕えていたFrancesco Abatellis のお屋敷として

利用されていましたが、その後、修道院として利用されるようになり、

第二次世界大戦の爆撃を受けた後は、パレルモの州立美術館となりました。

パレルモの州立美術館

さて、ちょっと入り口がわかりにくいのですが、

地図でいうとここになります。

宗教関係の絵が多いのですが、ここパレルモの州立美術館で有名な絵を2点紹介します。

パレルモの州立美術館

1点目は、死の勝利(Triumph of Death)というフレスコ画です。

6m×6,4mと大きなフレスコがですが、1446年頃に書かれたとされる

作者不明の作品です。

14世紀に流行った黒死病により、多くの人々が亡くなった事により

死からは逃れられないという教訓をこめたこのような絵が流行りました。

まじまじと見ると、馬がレントゲン写真のようになっており、

骸骨が馬の指揮をとっています。

不思議と惹かれてしまいます。

パレルモの州立美術館

もう一つは、宗教絵の中でもよく見かける、受胎告知の絵。

シチリア出身のアントネッロ・ダ・メッシーナという画家の作品。

受胎告知と言えば、大天使ガブリエルと聖母マリアが

対に描かれる事が多い中、彼の作品は、聖マリアのみ。

鑑賞している自分が大天使ガブリエルの位置にいるような

位置関係の絵を描いています。

マリアは、驚いた表情もなく、悟ったような顔をしているように

見えます。おもしろいですね。

宗教画もストーリーを知って、それぞれの画家の表現の違いを

見るのもおもしろいものです。

ぜひ、パレルモにお越しの際は、こちらパレルモの州立美術館を訪れてみてください。

ちなみに、月の第一日曜日は入場料無料です!

パレルモの州立美術館Galleria Regionale Palazzo Abatellis情報

入場料:8ユーロ

火曜~金曜:9時~18時半、土日・祝日:9時~13時、月曜:休み

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