パレルモのクーバ宮殿

パレルモのクーバ宮殿

133月

Buon giorno!
先日、パレルモのクーバ宮殿 (Palazzo della Cuba)に行って参りました!
世界遺産には登録されておらず、ひっそりとした所にありますが、
アラブ建築の技術が残る建物の外観はとても堂々としています。

パレルモのクーバ宮殿

クーバ宮殿は、 モンレアーレの大聖堂を建てたグリエルモ2世の命によって
1180年に王族の離宮として 建てられました。

パレルモのクーバ宮殿

こちらのイメージのように、宮殿の周りは池やブドウ畑や果樹園が広がり、
王様が日々の務めに疲れた時などに、この宮殿を訪れてゆっくり
休んでいたそうです。

パレルモのクーバ宮殿

建物自体は、ノルマン人がパレルモを占領する前から住んでいた
アラブ人の建築技術が利用されており、四角い建物の上部には
アラブ語が書かれた帯状の石板が並んでいました。

パレルモのクーバ宮殿

まだ上部にも少し残っていますが、宮殿の横にある展示場に、取り外された石板が展示されています。

パレルモのクーバ宮殿

内部の保存状態はあまりいいとは言えないのですが、
Zisa宮殿のように、内部にスタラクタイト様式と呼ばれる鍾乳洞のような
装飾の痕跡が残っています。

パレルモのクーバ宮殿

約800年以上も戦争の空爆にも合わず残っていた事には
すごさを感じます。
ノルマン時代の後は兵舎になったり、ペスト(黒死病)が流行った
16世紀には、ペスト患者の隔離住居としても使われていたとのこと。

有名な中世イタリア文学者ジョヴァンニ・ボッカッチョの
彼の著作『デカメロン』の作品の中に
クーバ城からインスピレーションを受けて、実際に舞台として利用した箇所があります。

パレルモのクーバ宮殿 (Palazzo della Cuba)詳細


住所:Corso Calatafimi 100
時間:月曜~土曜 9時~19時(最終入場18時半)、日曜・祝日 休み
※月初めの日曜日は、入場料無料(9時~13時間 ※最終入場13時)
入場料:2ユーロ


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